境界性パーソナリティ障害からの回復

境界性人格障害/境界性パーソナリティ障害の治療過程・回復記録

障害者の方と関わって感じた事

前の仕事を辞めてしばらく経った頃、義母の紹介で障害者サポートのお仕事をお手伝いさせていただきました。
 
私はそれまで、障害者の方と関わったことが全くなく、(語弊や差別的発言があるかもしれませんが、正直な気持ちを書きます。)
 
まず、意思疎通ができるのか不安。
 
そして、「怖い」「よくわからない」というイメージも持っていました。
 
「奇声をあげる」「急に暴れる」
そんな印象もありました。
 
 
 
当日は、障害者スポーツを一緒にやって、その後少し買い物をして、家に送りました。
 
障害の程度は皆さん様々で、喋れないので全てキーボードを使って会話する方もいれば、ほとんど自立されていて、手を貸さずに何でもひとりでできる方もいらっしゃいます。
 
 
でも、関わってみて感じたのは
 
「健常者と同じ」
 
ということ。
 
 
皆さん話しかけてきてくださるし、言葉が聞き取りづらかったりはするけれど、「壁が無いな」と感じました。
 
それゆえに居心地が良く、こちらも心を開けているような気がして、私の方が助けられているような気分になりました。
 
 
パラリンピックの種目でもあるスポーツで、実力者の方も多く、混ぜていただくと見ている何倍も難しく奥が深く、驚きました。
 
練習後に、全身が麻痺して言葉も喋れない方が
 
「ゆっくりおぼえていけばいいよ」
 
「たのしみながらね」
 
とキーボードに打ってくださったのを見た時は涙が出ました。
 
 
 
一旦移動で彼らと離れた時に、理由はわからないけれど突然涙が溢れてきました。
 
 
障害者の方をはじめ、うつや介護、育児などもそうですが、自分が関わってみないと何一つわからないのだということを心から感じました。
 
どれだけ机の上で研究して、何百人何千人の話を聞いても、たぶん本質のところはひとつも掴めないのだと思います。
 
百聞は一見に如かず。
 
まさにこの言葉通りです。
 
 
私には足を踏み入れたことのない世界が山ほどあって、理解しないまま解釈しているものが沢山ある。
 
知らないことばかりなのです。
 
 
健常者ばかりの世界でいつも知ったかぶりをしてしまう私も、この場では自然体で「知ろう」という気持ちになれました。
 
何を考えているのだろう。
 
もっと知りたい。